【コラム】軽井沢のお店 03
2021.03.16
【コラム】 2021/03/16
軽井沢のお店 03
前回の打ち合わせの結果を反映して、2回目のサンプルになります。
・緑→色の調整
・白→質感をマットに
・黒→白い刷毛目の入れ方
前回のサンプルとも併せて、どんな食器にしていくのかを具体的に進めて行きます。
質感や、釉薬の色の出方などは、実物でないと判断できない部分が大きいため、色々と作ってみて比べていきます。
ここまでのやり取りで、商品が決定すれば製品化となります。
ただし、飲食店での使用というのは一般食器と事情が少々異なり、色や質感などが同じものが、まとまった数量で同時に必要となります。
陶磁器は同じものを作る事が非常に難しい製品のため、色や質感などがほぼ同じをものを作成することになるので、実際の製品の色や質感の差異をどこまで容認できるかも確認します。容認が難しい場合は、断ることも視野に入れています…(あまりしたくは有りませんが)
差異が出る事を気にする製品(今回だと、緑の器)は、一度に製造できる数量に限りもあるので、お店の開店に間に合う生産日程が組めるように製造現場と調整したりと、なかなか大変です。