職人が土の硬さなどを調節しながら、器の形に成形します。
焼かない生地は脆いため、窯に入れ、低い温度で焼きます。素焼きをすると、少しぶつけた位では壊れなくなります。
※商品によっては、素焼きをしないで次の「下絵付け」をするものもあります。
呉須を使った染付は、この段階で絵付けをします。
※絵が無い商品の場合は、次の「釉掛け」へ飛びます。
絵付けした素焼きの生地に、釉薬を掛けます。
釉薬を掛けた生地を窯に入れ、高温で焼きます。
本焼きをした後自然に温度が下がるのを待ち、一つ一つ窯から出して検品し、不具合のあるものを撥ね、製品には他のものを傷つけないように加工を施します。
※上絵付けの無いものは、これで完成なので、次に「梱包」へ飛びます。
“赤絵”と言われる上絵やイングレーズは、この段階で絵付けをします。
絵付けをした生地を窯に入れ、上絵は素焼き程度の温度で、イングレーズは高温で焼きます。
自然に温度が下がるのを待ち、一つ一つ窯から出して検品し、不具合のあるものを撥ね、製品には他のものを傷つけないように加工を施します。
輸送中に割れないよう、厳重に梱包を施します。
山三三宅からお客様のお手元へ、大切な商品を出荷します。
釉薬層の上に絵具を800度前後で焼き付ける技法。赤絵のこと。絵柄の耐久性には劣るが、使用出来る色が豊富にあり、さまざまなデザインが可能です。
釉薬層の下に呉須または錆で絵付けを施したもの。染付のこと。絵柄の耐久性はあるが、高温で焼成するため、色に限りがあります。
釉薬層中に絵具を溶け込ませる技法。食洗機による色落ちを防ぎ、1230度前後の高温で焼付けるので、より耐久性が増します。高温焼成のため、色数に制限があります。食品衛生法を完全にクリアしています。
器の形に成形されたものを「生地(きじ)」と呼びます。
呉須や錆を使って描かれる下絵のこと。
酸化コバルトを含む顔料。釉薬を掛けて焼くと、藍色や青色になります。
鉄分を多く含む顔料。釉薬を掛けて焼くと、赤茶や黒色になります。
「うわぐすり」とも言い、焼くとガラス質に変化して器を丈夫にしたり、水分が滲み出すのを防いだりする働きがあります。色がついた釉薬を用いて、掛けて焼くだけというデザインの器もあります。